代表社員税理士インタビュー【山田浩史】
吉祥寺事務所を立ち上げ、代表になられた山田社員。
非常にスマートにお仕事をこなすイメージがあるとともに、ユニークなキャリアを歩んできたとの噂も。
そんな山田社員が相続税専門税理士となったきっかけや、日頃意識していること、吉祥寺事務所に込めた熱い思いを聞くことができました。
音大生から税理士になった珍しいキャリアの持ち主
音大出身とお伺いしたことがあるのですが、本当ですか?
そうなんですよ。なんか、昔から人と違うことをやりたいと思うタイプで、中央大学杉並高等学校だったのですが、周りのみんながそのまま中央大学に進学する中、私は音楽の道に進みました。
後に挫折することになるのですが笑。
そこからどうやって税理士になられたのか非常に興味があります笑
バンドをやっていて、曲作りをやっていたのですが、大学時代から思うように曲が生み出せない時もあり、自分には才能がないと薄々感じていたんですよ。
だって、周りの友人たちは、次から次へ曲が生まれてくるんですよね笑。
卒業してすぐに、高校の親友とやっていたバンドも仲違いして解散し、音楽では食べていけないと悟って、23歳で私の音楽活動は終わりを迎えました。
今思えば、心の底でどこか辞め時を探していたんだと思います。
それからIT関連の仕事をしながら次の道を探していました。FPの勉強したり、英語の勉強をしたりしていたのですが、何か身が入らない中途半端だったんです。
そんな中、自分で確定申告をしてみて、税金の仕組みに興味を持ち、税理士の資格に興味を持ったんです。
それまで勉強していたFPや英語だけでは手に職がついたというイメージは沸かなかったのですが、税理士になれば手に職がついてそれだけでやっていけると思ったんですよね。
音楽の道を諦めてから、ひたすら危機感を抱いてた私にとって、集中して勉強しようと一念発起するには十分な理由でした。
同じ高校時代の仲間に公認会計士になっている友達もいて、そう遠くないイメージというのも後押しされましたね。
一度挫折を味わい、這い上がってきたことが、今となっては人の気持ちが分かる山田さんらしさに繋がっているんでしょうね。
ある本がきっかけで、相続税専門の税理士を目指すことに。
では、相続税専門の税理士を目指したのはどうしてでしょうか?
これは明確に覚えているのですが、『相続力』という森田義男先生(税理士・不動産鑑定士) の本を読んだことがきっかけなんです。
税理士の勉強が進んでいくと、将来どんな税理士になろうかな、と漠然と考えることが増え、ヒントを探し求めてよく本屋に通っていました。そこである時、森田先生の『相続力』に出会うんです。
この本の主旨は、手掛ける税理士の腕次第で土地の評価や遺産分割の仕方などによって相続税額が大きく異なる場合があるということでした。
この本を読むまでは、税理士といえば毎年の所得税や法人税などの顧問業務のイメージが強かったですし、また税理士によって税額に大きな違いが出るなんて想像だにしていなかったので、とても衝撃的でした。
税理士の腕次第で大きく変わるなんて、相続の分野がとても魅力的に思え、読み終わる頃には「よし、相続専門の税理士になろう」と心に決めていましたね。
それから相続税専門の税理士として10年以上ご経験されていますが、実際に税理士の腕次第で大きく変わるという実感はありますか?
はい、あります。私はこれまで500件以上の相続税申告をお手伝いしてきましたが、相続はひとつとして同じものはありません。財産構成・規模、家族構成、家族の関係性など千差万別です。そのため、当たり前なのですが、単に税金の合理性だけで相続を決定するのではなく、ご家族の考えに沿って相続することが大事なんです。
単に相続税を計算するだけだったら誰でもできますし、土地の評価なども300回以上やっているので、もう息を吸うようにできるのですが、お客様は必ずしも税金が一番安くなる遺産分割案を選ばれるわけではないんですよね。もっと言うと、色々な相続の形を選択できると言うことなんです。
例えば、実家を配偶者に相続するのではなく、長男に相続した方が税金は安く済むんですけど、一緒に住んでいた配偶者が相続することもあります。その結果、相続税はかかったけど、一緒に住んでいた配偶者が相続してよかったと、お客様からとても感謝されることもあります。
このように、ご家族ごとに最適な相続税申告をする。ここは税理士の腕次第で大きく結果が異なることでしょう。ですから、相続の経験豊富な税理士に依頼するべきだと私は思いますね。
なるほど、そのために心がけていることはなにかありますか?
ご家族を含めて話し合う時間をとても大切にしています。将来どうしていきたいのか。特に実家の土地がポイントです。
例えば、長男も同居しており、小規模宅地を適用できた。それでも、お母様の、「お父様と過ごした家を継ぐ」、という強い意志を尊重し、ご長男も納得の上、お母様が相続する、ということがあります。
また、こういった大切な話は、電話や書面のやり取りで済ませるのではなく、同席の上で対面で実施するようにしています。意外とご家族で一堂に介して話し合うこともないので、意図的にこちらから設定して実施するようにしていますね。
それから、相続税のことだけを考えていてもダメな時もあって、不動産を売った後に適用できる特例があったり、相続税法だけではなく、準確定申告や譲渡所得などをセットで考えていないと、ご家族にとって良い相続は提供できないんですよね。
一番嬉しいのは、「お客様が未来に向かって進めるようになった瞬間」
相続のお仕事をしていて一番喜びを感じることはなんですか?
なんといっても「山田さんに依頼してよかった。」という感謝のお言葉を頂けたときです。お客様が安心して未来に向かって進めるようになったと感じる瞬間でもあります。このような感謝のお言葉は、私が相続専門の税理士としてより精進していくための糧となり、仕事への大きなモチベーションとなっています。
1件でも多く吉祥寺周辺の相続に携わっていきたい
吉祥寺事務所開設のきっかけはなんでしょうか?
ブライト相続を立ち上げて6年目になり、税理士も増えてうまく回るようになってきたタイミングであるのと、私自身、申告実績も500件を超え、ブライト相続の立ち上げ経験で、自分でもお客様に価値を届けられる自信が付き、地元の皆様にも恥じない仕事を提供できるようになったと思えたからですね。
機は熟した、といった感じですね。
最後になりますが、これから吉祥寺事務所をどんな事務所にしていきたいか教えてください。
1件でも多く吉祥寺周辺の相続に携わっていきたいと思っています。
吉祥寺の街を歩いていると、1個1個の土地が大きい家が多く、おそらく相続財産の不動産の割合が高く、対策しないと大変そうだなと思い、セミナーや個別相談会を開催したりしています。
お客様が安心して話せる環境を作り、皆様が抱える課題に真摯に向き合って、吉祥寺の皆さまに「山田さんに相談してよかった。」と言われたいですね。
いろいろお伺いでき、山田さんが代表される吉祥寺事務所の今後が楽しみで仕方ないです!
ありがとうございます!地元に根を張って頑張っていきます!!
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